ネパールのチャリティー つづき


2/20
チワン君の弟さんの部屋に一泊して、朝4時半のジープで出発です。
でもネパールはインドと同じ時間感覚。
4時半が出発の時間なのに、
弟さんが「まあお茶でも飲んでから行きましょう~」
チワン君も「弟がお茶を煎れてくれるって言ってるから、断るのもなんだし飲んでから行きましょう~出発するときはドライバーが電話してくるから大丈夫」
という調子です。
ドライバーから弟さんに電話がかかり「ああ、今でたとこです。はい今から行きます。お茶飲んでから…(笑)」
みんなゆっくりお茶を飲んでから、急ぐそぶりも全くなく、出発しました。
まだ暗い道のりを歩いていると、
チェリンが「京子!小さなウサギがいるよ!」と言うので見てみると、小さな可愛い赤ちゃんウサギが、ちょこんちょこんと飛び跳ねています。
抱き上げてみんなでナデナデしました。
ジープは他の乗客を迎えに行ったりして、結局5時すぎに出発しました。
吐く人2人、メンタルの患者1人、許可証不携帯で警察に捕まるドライバー…
などなど、ハプニング続出で
「乗る車間違えたかな~」
と何度かつぶやきましたが、
笑いに変えて、旅を楽しみました!
2/21
次のチャリティー先の学校へいくために、カトマンドゥを朝6時半に出発して、バスに乗りました。
いきなり、モグリンという所で、3時間ほど交通止めになりました。この先で、道路工事が行われているそうで、12時から3時までどこかで過ごすことになりました。
せっかくだから、このハプニングも楽しもうということで、ゆっくり時間をかけてランチできるレストランを探しました。すると、とっても美味しいご飯を出してくれる所に巡り会うことができました!
私はモモ(餃子)、チェリンはドィーロ、チワン君はローティタルカーリーを注文しました。
合計で500円以下でした。
チャイもギーが入っていて、とても美味しく、満足!
そうやって楽しんでいたら、あっという間に3時間たっていました。
ナラヤンガルという所で、チワン君の妹分という尼さんと、もう一人の尼さんがバス停に迎えに来てくれていました。
チワン君の妹分の尼さん、アニ・ヤンチェンさんとバスの中で少し話しました。
彼女は歌がとても上手いそうで、そのことを聞いてみると、
「私はラブソングは歌わないのよ。全人類のために歌うスピリチュアルな歌しか歌わないの」
とのこと。
「着いたら、あなたの一番好きな歌をぜひ歌ってくださいね」と頼むと、「もちろん、いいですよ」との返事。
目的地であるダワンネに着きました。
チャリティー先の学校というのは、主に尼さんたちのためのお寺兼学校です。
以前、地震のときに、日本のみなさんからの寄付で、チワン君が繋げてくれたところの一つです。
朝6時半に出て、到着したのはもうすっかり日も暮れた夕方の6時半でした。
暗い石段を登っていく時に、アニ・ヤンチェンさんが、ここのお寺の由来を話してくれました。
お寺のある森は、ブッダのお母さん、マヤーデヴィがまだ結婚する前に瞑想をしていた場所だそうです。
マヤーデヴィ姫はとても美しく、多くの王子たちが結婚したがり、王は戦いに勝った者を選ぼうとしていました。
しかし、姫は戦いが行われるのを嫌がり、森に逃げ、9ヶ月の瞑想をしました。
姫は、瞑想中にメッセージを受け取ります。
「姫がいなくなって、家族も市民もみんな悲しんでいる。
王子たちも、自分達のせいで姫がいなくなったことを後悔して、もう戦いから手を引いた。だから家に戻るように」
と。
そして、家に戻ると、ブッダの父になる王子が結婚を申し込みに来て、姫は結婚しました。
というエピソードをアニ・ヤンチェンさんが話していました。
お寺につくと、ちょうどこれから夜のプージャ(儀式)が始まるとのこと。
小さい子供から年配の大勢のお坊さん、尼さんたちが集まり、ラッパやドラムや仏教のチャンティングが響く中、こちらの作法に従ってお参りしました。
私たちは今日ゲストとして参加しているので、たくさんにローソクに火をつけるように言われ、その間校長先生がマントラを読んでくれていました。
床に座ると、美人の尼さんの先生が、チベット語のテキストを読み上げます。仏教の教えをみんなチベット語で聞きながら少しずつ覚えていくそうです。
そして、フルーツの盛り合わせがみんなに配られました。
聖水のカップに入ったミルクティーが、校長先生である尼さんよりスプーンで手のひらに注がれ、飲みました。
カルダモンのスパイスがよく効いた、あま~いチャイでした。
その後、アニ・ヤンチェンさんが前に出てきて、2曲歌を歌われました。
一曲目は、前ブログでも紹介した、ネパール人歌手で尼さんのアニ・チョインドルマさんの曲で、フルコーアカマ。
二曲目は、名前はわかりませんが
とても心に響く歌声でした。
そして最後に子供達が英語で歌いました。
今まで参加したいろんなプージャの中で一番というくらい、充実した内容でした。
3時間の通行止めがなかったら、2時間くらいで次の目的地に行くところだったし、このプージャにも参加できなかったねと話していました。
夜ご飯になり、外のオープンなスペースで尼さんの先生達と一緒にご飯を食べました。
英語をボランティアで教えに来たイギリス人の女性も同席しました。彼女は仏教にとても興味があり、今ダライ・ラマ法王の本を読んでいるそうです。
尼さん達は、笑顔が輝いていて、目澄んでいてとてもキレイです。
話し方もすごくソフトで優しくて、とても安心感を与えてくれます。
10時くらいまで話し、この日は休みました。
2/22
朝4時から6時までプージャがあるけど寝ていてもいいですよと言われていたので、疲れていた私たちはゆっくり休みました。
6時頃、校長先生を呼びに行き、朝食をとりながら、チャリティーの内容について話しました。
この学校は、女児を中心に、孤児や貧しい家庭の子供や、暴力を受けて保護を必要としている子供達のための学校だそうです。
ブッダのお母さんが独身の時に瞑想した場所なので、女児達の母親のような役割をするお寺なのだそうです。
昨日、先生が「焚き火があると、暖を求めて人が集まり、火が消えると人は去っていきますが、私たちは、ここで仏教の”知識”という火を子供達に与え続けている」というお話が印象的でした。
両親が離婚して、非行に走った子がここに学びに来ると、親は先生と同じであることや、みんなが一つの家族だよということを学ぶにつれ、どんどん態度が変わってきてくるというお話も。
つづきます。。