南インドの避暑地、ウーティを訪ねた時のことを1ページにまとめました。
ウーティは、インド人にとってのハネムーンの場所として有名な場所です。
避暑地ウーティへ行くバスの中。言葉は通じないけど、温かいやりとり。
3時間ほど行くだけで、猛暑から、冬服が必要になるくらい寒い。
バスの途中の休憩で、たくさんの商人がやってきます。スパイス売りのおじさん。  
チャイを飲みに行った小さなお店の女性と仲良くなる。作り物でない笑顔が素敵すぎる!!
ウーティの植物園(ボタニカルガーデン)です。
涼しい避暑地のウーティは、インド人に人気のハネムーンスポットです。
ムスリムの女の子二人が親しげに話しかけて来ました。

広々とした緑の中、散歩するのには絶好のお天気でした。
とても清々しい気分になれる場所です。  
ウーティからバスでさらに約1時間ほど高地へ。
ニードルロックヴューポイント(needle rock view point) バスで、この名前を言っても通じず・・・
一瞬間、違うバスに乗ったか・・?
と思いつつも、英語のわかりそうな乗客の人に聞いてみると、このバスで合っていたようです。
バスの車掌も、名前を知らなくて、「観光地」と呼んでいました。大雑把!(笑)
  チェリンにとっては、自分の地元の景色に慣れているので、あまり感動はなかったようです。 ウーティで出会う人たちにも、シッキムの方が綺麗でしょ?なんでここに来たの?と言われていました。    
どの街に行っても、市場はとても活気があって、元気になれる場所です。   女性の髪に飾ったり、祭壇に飾ったりするための、色とりどりの花
ジャグリという、天然甘味料 珈琲やお茶に入れるととても美味しいです
バナナ専門店(^^)    
バナナの花。食べられるそうです。
道中、ヤギに会いました。インドではよくある光景。
器用に頭の上に荷物を乗せて、バスに運ぶおじさん   宿にて。「ネットがつながらないな」と言っていたら、「受付のやつを使っていいよ」と気軽に言ってくれる、このカジュアルさがインドの魅力。 ユネスコ登録された鉄道。

 

避暑地のウーティから、ユネスコ遺産の鉄道に乗りながら、下の街へ下って行きました。

車窓から見える丘陵地は絶景です。

北インドのシムラでも、同じようなトロッコ列車に乗りました。

普通の鉄道より、景色を楽しみながらゆっくり行くので、風情があります。

朝早くチケットを予約しに駅に行って、また出発の30分くらい前には並んでおくといいそうです。

チケット代は信じられないくらい安くて、たったの12ルピー(24円くらい)です。

同じ席になったインド人のカップルは、チェリンの故郷、シッキムにハネムーンに来たそうで、チェリンからいろいろシッキムの話を聞いていました。

隣の席の奥さんは、バックから、プラスチックケースに入ったインドのお菓子を取り出し、勧めてきます。インドの人たちは、自分たちだけで食べるのは申し訳ないと思うみたいで、いつもこうして、電車の中では食べ物を勧めてきます。

ガイドブックには、食べ物に睡眠薬を入れられて強盗に合うということも書かれていますし、実際に被害にあった日本人にも会ったことがあるので、できるだけ避けたいところです。

しかし、他にも隣にたくさんの乗客がいるし、小さな子供を連れた中流層以上の若い夫婦がそんなことをするわけはないと思うので、少しいただきました。

あらゆる形や色をしたお菓子ですが、インドのお菓子は、大抵、ものすごく辛いか、ものすごく甘いかのどちらかです。

もらったのは、ものすごく辛いお菓子でした。辛いものを食べた後、穏やかな顔で平常心ではいられず、失礼とは分かっていても叫んでしまいました。

到着したのは、クヌールという小さな街。

ここで宿を探す前に、昼食を食べにレストランに入りました。

やる気のなさそうな雰囲気のレストラン。

昼食を終え、私がレストランで待っている間、チェリンは、宿を探しに行きました。

チェリンが帰ってきて、「いくつかあったけど、外国人は泊めないって言われたよ。外国人はほとんど泊まりに来ないんだって」

カウンターに座っていたおじいさんに、「この街の見どころはどこですか?」と聞くと、「なにもないよ」との返事。

「北インドなら、『どこそこがいいから、今すぐタクシーを手配してやる。待っていろ』と、すぐに自分のビジネスに結びつけるけど、南インドは、正直な人が多いね」とチェリン。

「このまま、次に進もうか。今日ここには泊まらずに」ということで、そのまま、バスに乗り、次の目的地に向かいました。

避暑地のウーティから数時間バスでおりただけなのに、ここ、メッタパラヤムは、灼熱の地。容赦無く日差しが照りつけてきます。

ウーティで聞いていた噂の、ウォーターテーマパークがあるということで、行ってみることにしました。

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  日本から輸入されたゲーム機もありました

インドの主要な街には、テーマパークがいくつかあるそうですが、存在感の薄い、この小さな街メッタパラヤムにも、テーマパークがありました。

メインのバススタンドから、バスで10分も行かない場所で降ります。

周りには、小さな商店が、ぽつりぽつりとあるだけで、他には何もありません。

入場料は、690ルピー(1400円くらい)。インドにしては、かなり高価です。

中に入ると、まず、ミッキーマウス的なポジションであろう、ピエロの中に入った背の低いおじさんが出迎えてくれます。

しきりに投げキッスをしてくるものの、中身がおじさんだとはっきり分かっているので、正直あまり気持ちいいものではなく。

プールに入るための着替えをするよう更衣室を示されますが、「一体、インド人はどんな格好でプールに入っているのだろう。露出は絶対にしない風習のインドで、水着だけはありえないはず」と一瞬考えます。

目以外は全部覆っている、黒ずくめのムスリムの女性たちもたくさん。彼女たちは、あのブルカ姿でプールに入るのだろうか・・・。これはなかなか見れない光景。

とりあえず、タンクトップと、膝までの長さの軽い短パンに着替えたものの、私のような格好をした人は少なく、ほとんどの人たちは、ジーンズにTシャツ、インド人の民族衣装などで、プールを楽しんでいました。

服装は保守的ながらも、みんな人懐っこくて、全く人と人の壁がありません。

プールに入って行くと、まるで昔からの親友のように、手を振りながら近づいてきます。

一瞬、「誰に手を振ってるんだろう。まさか私にじゃないよね?」と思い、後ろを振り返ってしまうほどです。

「ねえ、名前は?どこから来たの?」と言いながら、20代前半らしき女性たちが集まって来て、私の手を繋ぎ、輪を作りました。

この展開に驚きながらも、「みんなで浮かんでみようよ!」と私が提案すると、みんな水が怖いようで、「あなたが浮いて、私たちが支えるわ!」と一人の女性。

インド人はあまり泳げないという噂通り、ただ立ったまま、水をかけあって笑っているのが、インド流プールの遊び方のようです。

面白いのは、男性用、女性と子供用のプールに分けられていること。

大音量のインド音楽と共に、シャワーが出る場所でも、男性側と女性側に仕切られ、それぞれの場所で、水に濡れながら、みんな踊っています。

インド映画で、似たようなシーンみたことあるなあ・・・雨に濡れながら踊っている男女。

子供たちが入って来たので、「ねえ、ダンスを教えてよ!」と言うと、自然と輪ができ、一人が動きを始め、それに他の人たちが合わせていきます。

インド映画を見ながら育ったからでしょうか。女の子も、男の子も、ダンスが上手!

恥ずかしさや、ためらいなど全く見せずに、堂々と踊りを見せてくれました。

いろんな種類のウォータースライダーもあり、安全性を重視する日本ではありえないような迫力です。

ほとんど90度といってもいいほどのスライダーに挑戦したチェリンは、降下する時に、首を痛めてしまったようです。

5Dシアターというのもありました。3Dの映像を見ながら、椅子も動きます。動く椅子は、インドならではの荒っぽい造りなので、一層スリルを味わえます。映像が終わった後、壊れてひっくり返った椅子がいくつかあったほどです。

このウォーターテーマパークのシンボル的存在でもある、大きな布袋さんのような銅像から、数時間ごとに、大量の水が滝のように流れ出ます。水の下に入ると、かなり強い圧力。

2、3時間ほど堪能して、着替え、また戻ってみると、あんなに賑やかだったテーマパークも、人がほとんどいなくなり、寂しい雰囲気。

100人以上はいたと思われる人たちは、一体どこで着替えを済ませたのだろう。あの群衆が一瞬にして忽然と消えてしまったことを不思議に思いながら、その場を後にしました。

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