映画「空海 ku-kai」を見て。(ネタバレあり)

チェリンが楽しみにしていた「空海」を見に。
平日お昼の時間帯というのもあってか、ご老人夫婦が多い様子。
 
冒頭に黒猫が喋り出した時点で、「あれ?」・・・想像していた映画と違うかも・・・。
空海のお話がメインかなと思いきや、空海の存在感は薄く、空海である必要もないくらいのセッティング。
それに、私の(いや、きっと多くの人も)イメージの中の空海は、この役者さんじゃなかったかな。ちょっと軽すぎる。
 
どっちかっていうと、黒猫の方がメインのキャラクターで、空海のポジションは微妙。
黒猫が愛する楊貴妃を思って、楊貴妃の死に関わる人を祟るという、ホラームービーでした。
「空海」という映画のタイトルとは全く違う内容で、チェリンもがっかり、ご老人夫婦もきっと「空海」の歴史的なお話を期待して来られていたなら、残念だっただろうな。
私たち夫婦は、阿部寛さんが好きなので、いつ出て来るんだろうと待っていたら、やっと後半に登場し、しかも、ちょい役でした。
途中、セクシュアルなシーンがあったかと思うと、ファンタジーすぎて子供っぽかったり、言葉遣いはご高齢向きで、一体、どんな年齢層をターゲットにしているのか・・・?
説明を端折りすぎているので、意味が分からなかったり、えっその後どうなったの?と思うところがあったり、話が複雑に感じました。いきなり雲の上を飛び跳ねたりという突然の謎の演出なども。
登場人物の名前が中国名で、全部よく似て聞こえるので混乱したり、中国人女性たちの顔もよく似ているし、どの人がどうなったの?と途中、訳が分からなくなり、映画にのめり込むどころではなかったですね。
複雑とは言っても、内容が深いというわけではないです。これくらい観客は知っていて当然だろうという前提なのか説明を省きすぎているのが原因かな?
 
映画が終わって、きっとここは日本語が分からなかっただろうなというところをチェリンにいつも説明するのですが、今回は、私も理解できないところが多すぎて・・・。笑
 
気になり映画レビューのチェックしてみると、同じような感想が多かったですね。
監督がイマイチだったのかな?と思っていたら、レビューを見る限り、過去の作品はとてもよくて、それで期待して見に行った人も多かったようです。
空海の名前に騙された〜!とか、一体何を伝えたい映画なの?とか。
 
空海にしても、楊貴妃も、すごい大物キャラなのに、存在感が薄いし、
壮大なセットは膨大な費用をかけて作っただろうに、この仕上がり、もったいないな〜。
途中間延びしているところとか、必要ないシーンを削って、もっと背景の説明とか、分かりやすくするように時間を使った方がよかったのに、とか。
笑いもなく、感動もなく、共感するところもなく、映画に入りたくても、入り込めず、終始白けてしまいました。
もっと感情移入させてくれ〜〜!笑
全てが中途半端で残念!
 

もし私が映画監督だったら・・・で考えてみました!

・登場人物を絞る
・歴史の知識がない人にも分かりやすい説明を入れる
・中国語の名前が日本人には分かりにくいので、数秒でも、ちらっとでもいいので、それが誰のことを指しているのか、回想シーンを入れる
・共感ポイントを入れる(子孫を祟る黒猫の気持ちには多くの人は共感しにくいし、楊貴妃を愛した人たちの心理的背景も描かれていなかったので共感できない・・・)
・タイトルで釣らない。ターゲットを明確化する。(マーケティングみたいですが、この映画を見て、大事ダナ〜と思いました)結局、タイトルで釣っても、期待してきた人を裏切る形になれば、信用を落とす。一度信用を落とすと、回復するのに苦労する。
・盛り込みすぎない
・言葉をもっと現代でも使っているような常用語にする。(本で読むような言葉が早口で語られるので、ついていくのが大変だったから)
(「幻術」って言葉が「現実」に聞こえて、なんで幻想を見せて現実って言ってるんだろう?と混乱してしまった。同じようなことを言ってる一般の方のレビューも発見)
 
勝手に、「私が映画監督だったら」ってことで考えてみました!
みなさんは、どう思いました?

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