混沌の街コルカタでメガネを作ってみたら

コルカタの外の風景や屋台だけを見ると、古くてボロボロな場所だけのように見えますが、ちゃんとしたお店に入ってみると、日本と変わりないくらいのインテリアや品揃えがあります。
こんな道端でシャワーを浴びているおじさんがいきなりいるかと思えば


こんな王族の着るような服を売っているお店も(結婚式用だそうです)

レストランのおじさんに勧められた、このメガネ屋さんも、モダンな内装で、素敵なメガネが置いてありました。
日本でも一通りチェックしていたのですが、チェリンが欲しいフレームレスのメガネ。
こちらで見てみると、日本より40%くらいは安く手に入るようです。
目の検査もドクターが常駐していて、すぐにしてくれます。
二階へ行き、小部屋に入ると、スピーディーに検査が進みました。
マシーンも、日本と同等か、それ以上かと思うようなものでした。
インドの専門家は、仕事が速くて、知識も豊富。いつもそういう印象です。
前のメガネと比べて、どれくらい今回の度数が変化したなども教えてくれました。
下の階へ戻ると、また別のマシーンで、メガネの形があっているかどうかを判断する検査がありました。
電車に乗るために、ここを4:30に出る必要がありますが、間に合いますか?と尋ねると、どの電車に乗るんですか?と聞かれたので、電車の名前を答えました。
なんでそんなことを聞くのかなと一瞬思っていたら、ああ、その電車なら出発は5:35。出発ホームは6番から9番までのいずれか。
ここを4:30に出れば十分間に合うでしょうとのこと。
思わず、すごい! なんでそこまで精しく知ってるんですか? と言うと、ニヤリとする店員さん。
これはインド人ぽいという感じです。
インド人は、ある分野に詳しければ、なんでこんなことまでというようなことを、とことん知っているのです。
私がインド哲学のコースで1年間学んだときも、こんなに詳細を知って、一体この知識はいつ役に立つの? と何度か思ったことがあります。
辞書のAからZまで学ぶようなスタイルがインド流という印象がその当時からあり、このメガネ屋さんに対しても同じような印象を持ちました。
メガネができるのに二時間かかるということで、その間に別の用事を済ませに行きました。
出来上がる予定の少し前に着くと、雑談が始まりました。
チェリンは私との結婚について聞かれたようで、ヒンディー語で話していました。
チェリンが私の両親に結婚の許しをもらいに行った話しになると、奥のカウンターに座っていた店員が、興味津々な様子で近くに座りに来ました。
二人の店員さんは、よっぽどこの話に関心があるのか、身を乗り出して聞いています。
インド人らしく、もう客と店員の垣根は超えていて、友達と自宅のソファで話しているかのような、くつろぎっぷりの店員さん。私はこういうインド人のカジュアルさとフレンドリーさが大好きです。
メガネの到着は予定より20分遅れ、出発の10分前になり、少し慌てましたが、最後はすっかり店員さんたちと友達のようになれました。

最後にみんなで写真を撮って、握手し、満面の笑みでコルカタに来たときは、またぜひ寄っていってね! と言ってくれました。
最後は、たった数時間話したとは思えない、何日も一緒に貴重な時間を過ごし心が通じ合った友と別れるような感覚でした。
最初はコルカタに泊まことを苦痛に感じていた私達。
このメガネ屋さんも、すごく温かかったし、ホテルの人も、レストランの人も、親切な人たちにたくさん出会えたので、コルカタ滞在はとても充実したものになりました。
やっぱり人ですね。場所がどんな所であれ、人との出会いが一番旅を左右するような気がします。
電車が出発する時に、コルカタ、いい人が多くて楽しかったね、そう言いながら、コルカタを後にしました。

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