インド・シッキム州チャリティ 学校を訪問し先生達と打ち合わせ&子供達へのスピーチ

みなさん、こんにちは。インド、シッキム州からです。なかなかブログが更新できなくてすみません。レプチャ族の村に滞在し、今日、町へ戻ってきました。また5日後くらいには村へ戻ります。(村から1時間ほど行かないと、ネット環境がなく・・・)

 

村では、子供たちの学校へチャリティーの案内に行ってきました。先生にレプチャ族の子供たちを集めてもらい、スピーチしました。先生たちと子供たちの協力の元、この学校に通っていないレプチャ族の子供たちみんなの家を訪問し、どこの子供が一番、サポートが必要かを後日レポートしてもらうことになりました。

そして、今度のテストで、一番成績が優秀だった子供たちには、奨励賞をあげることになりました。たとえば、(民族として誇りを持ってもらうという意味でも)民族衣装などです。そうすることで、子供たち全員のやる気を引き出すことができますね!単に貧しいから何かをサポートして終わりではなく、勉強も頑張ってもらうようにできるいい方法ですね。

寄付をくださった、ある方が「魚を直接与えるのではなく、魚の釣り方を教えるようなチャリティーを」とおっしゃってくださっていたので、これはとてもいい方法ではないかと思います。

先生が、私と、チェリンを紹介してくださり、自己紹介させてもらいました。

 

チェリン「私がこの村を出て町に出た時、私のことを他のインド人の新しい友人たちは、インド人として認識しませんでした。

『あなたはインド人に見えませんね。中国人ですか、日本人ですか、インド料理は好きですか』

などと聞かれます。

自分のアイデンティティを失ったように感じました。

私はインド人の中にいても外国人のように扱われ、自分の国にいながら、異国人のように感じ、孤独を覚えました。

レプチャ族は“ヒマラヤの子供”という民族としての誇りを持っています。

しかし、外の世界を知りません。ですから、みなさんがもっと勉強を頑張って外の世界に行って、もっとこの民族の外の世界も知ってほしいと思います。

自分たちの民族のことを知ってもらいながら、外の世界からも学んでほしいと思います。また、私自身もみなさんを外の世界に連れて行って、私たち民族の文化を紹介できればと思っています。」

「日本から来ました、京子です。みんな私の名前を呼んでくれますか?(現地の人には発音が難しいので)」

子供たち「kyoko!」

「私は社会学修士の課程で、途上国の貧困について研究しましたが、その頃はどのようにサポートの実践をしていいかわかりませんでした。

その後、ヨガを学び、ヨガを教えるようになって、ヨガを通じてチャリティーができるようになりました。ここに来る3か月前から3度、瞑想のイベントをして、日本のみなさんに、レプチャ族をサポートしたいと伝えたところ、たくさんの方が寄付をくださいました。

レプチャ族の方たちがどんなに素敵な言葉を話すか、人を罵ったり、傷つける言葉が存在せず、愛や慈悲や思いやりを示す言葉が多いこと、そして、私たちと顔も文化も似ていることなどを、日本のみなさんに伝えたら、感動していましたよ。」

 

「私は、みなさんにとって、お姉さんみたいな存在ですよね?」「はい!」と元気よく答える子供たち。

「私は、みーんなと話をしたいと思っています。どうぞお姉さんだと思って、日本のことや、日本語など聞きたいことがあったら、遠慮なく聞いてくださいね」

 

mother は日本語で何と言うんですか?father は?brother sister は?」と、子供たちは質問してくれました。

そして、担任の先生がみんなに「チャリティーにおいて、最もサポートが必要な人、そして、成績優秀者をサポートします。

しかし、彼(彼女)だけが何かをもらったというような妬みの感情はないようにしてください。“私たち民族がもらった”という風にとらえてください。

どうか、みんなも大きくなったら、お金を集めて困った人たちを助けるようになってください。日本という、遠い国からわざわざ来て、彼女は、私たち民族を助けてくれようとしているのですから。」と現地語でおっしゃっていたそうです。それを後で、英語に訳しもらい聞いた時は、じわ~っときました・・・(;;)

その後、他に2校ほど訪ねました。こちらは、最初の学校に比べて小規模。2つめは17名くらいのレプチャ族の子供たち。

 

3つ目はお寺の学校で、子供は3人。遠くの村から親元を離れて先生の家に滞在し、親御さんに会えるのは1年に1回だけだそうです。

最初に訪ねた学校は、そこまで貧しそうには見えなかったのですが、中心から離れた山奥の学校へ行けばいくほど、貧しい子供たちに会い、よりサポートが必要だと感じます。

 

今日、町に戻ってきたので、学校の先生からニーズの調査を元に、購入できるものは購入して、村に戻りたいと思います。

 

みなさんのおかげで、ここまで、とってもスムーズに来れました!

 

自分でも驚くほどです!より高い目的のためには、神聖な力が後押ししてくれて、自分の知らないところでの力が働いているんだなと感じずにはいられません。

 

「自分がやっている」という意識がほとんどなくて、全てがスムーズにアレンジされている感じがします。

 

2校目にいくことになったのも、チェリンが、たまたま歩いているときに昔の上級生に会い、その方がレプチャ族の担当の先生になっていて、ちょうど次の日(町に帰る前の日)に、学校に来るように言われました。

すると、この日は、たまたまレプチャ族の子たちだけがいたんです。

他の民族、ネパールなどの子たちは、ちょうどネパールのお祭りだったため学校には来ていませんでした。

おかげで、レプチャ族の子供たちに会えて、子供たちのダンスを見せてもらい、写真撮影もしました。

 

3校目の子供たちは、お坊さんになる修業をしている、小学生くらいの子供たち3人なのですが、私服がとても、ボロボロだったので、先生が、私服を購入するのを手伝ってほしいといわれました。

もうすぐ冬が来てとても寒いので、この3人の子供たちの冬服や下着などを、今回いただいた寄付で、今回の町の滞在で購入予定です。

他にもこういったニーズがたくさんあるだろうという話でしたので、もし、みなさんの家に、子供服で、捨てようかと思っているものがあり、インドに送ってもいいよという方がいらっしゃいましたら、御検討をお願いします。

何歳のものでも結構です。

詳しくはまたブログでお知らせします。

2校目、3校目の子供たちの写真、明日でもアップできたらしますね!

みなさんからのメールも楽しみに待っています。

 

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1番目に訪ねた学校、キュージング・シニア・セカンダリースクールにて、レプチャ族の先生に、一番サポートが必要な子供5人を調査して選んでもらいました。

先生が選んだ5人は、

 

・7人の子供がいる家族で、中学生になる長男への支援。(小学生までは政府の支援があり、制服やノートなどの支給が無料であるが、中学からは家庭の負担になる)

・両親を失った子供で、祖父の家で暮らし、兄がその子の世話をしている。

・中学生の女の子で、父親が半身不随で働くことができない。母親は無学のため仕事がない。

・中学生の女の子で、兄弟が多く、父親がいない。母親が一人で世話をしている。

・成績が優秀な男の子であるが、両親に収入がなく、酒飲みで、子供を世話しない。

これらの子供たち支援の内容

制服(男子)-シャツ、ズボン、靴下2足、シューズ、バッグ

制服(女子)-シャツ、スカート、ストッキング2足、シューズ、バック

また、先生たちと相談して、今度の試験で成績が優秀な生徒、1番と2番のレプチャ族の子供たちに奨励賞をあげることにしました。

子供たちのシャツやズボンなどは、ガントクで生地を買って、現在、仕立屋さんに作ってもらっているところです。

ところで、予想外なことに、シッキム州での滞在許可が最大2カ月までと知り、その期限が12月2日で来てしまいます。許可書を出しているオフィスにいっても、人によって意見が違い、一度シッキムを出てまた戻ってくれば許可が出ると言う人もいれば、期限が来たらその後3カ月はシッキムに戻ってこれないという人もいます。とりあえず、この期限内にできる限りのことをしてシッキムを出たいと思います。

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前回、ご報告していた、お坊さんになるための勉強をしている3人の子供たちの私服を買い、渡してきました。
内容は、ジャンパー、長袖の上着、Tシャツ、ジャージのズボン、ジーンズ、下着2枚です。
写真の左側にいらっしゃるのは、先生です。
子供たちは、この先生のお宅に寝泊まりし、勉強しています。
勉強にも、住まいにも、お金は払っていないそうです。
1年に1回、ご両親の家に帰り、2か月の休暇を取るそうです。

いつ行っても、勉強の時間以外は、いろんなお手伝いのために、走り回っている子供たち。
小さいのに、頑張ってるな~・・・と感心します。

ひとりひとりの写真はまた次の記事で載せますね。

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先日ブログに書いた3人の子供たちが新しい服を着て写真を撮った時のものを使って、手作りアルバムをプレゼントしました。

 

横には、レプチャ語、日本語、英語で、励ましのメッセージを書きました。

他にも、このお寺で学ぶレプチャ族の子供、新しい3人に寄付しました。内容は、一人は12歳くらいの子供に私服、そして、二人は、20~21歳のお坊さんのための袈裟です。

 

ただ必要なものを渡すだけにとどまらず、寄付にご協力いただいた日本のみなさんと子供たちのハートをつなげられたらいいなと思っています。お坊さんの先生に、子供たちみんなから日本のみなさんに対してメッセージを書いてもらうよう頼んでいるところです。

 

3番目に訪ねた学校、mangbrue スクールの先生に、最も支援が必要な子供たちを選んでもらうよう頼んでいましたが、
なかなか連絡が来ず、あきらめていたら、
ガントクに向かう前日、最後の最後で、たまたま道端で出会いました。

「子供たち、選んだよ!」と言って、紙に子供たちの名前を書いてくれました。

「これから寒い冬に備えて、防寒の服と、何か物を入れられるような箱(子供たちの家には、物を入れておくための箱がないそうです)がほしい」とのことで、
「今、日本のみなさんに呼びかけて服を送ってもらうことになっていますが、古着でもいいですか?」
というと、大丈夫とのことなので、引き続き、みなさんに呼びかけたいと思います。

5~8歳の子供服で冬着があれば、よろしくお願いします。
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インドに日本から古着を送ってもらえないかという記事を以前書いたところ、多くの方が送りたいと申し出てくださいました。
ありがとうございます!

早速、村に、生徒さんからの古着、第1号が届きました。えりさん、ありがとうございます(^^)

村の女性に、温かいジャケットをプレゼントすると、「色がとてもきれい!」と喜んでいましたよ。

小さいサイズのものは、以前頼まれていた地元のレプチャ族の小学校へ持っていく予定です。

とても寒い季節で、吐く息は白くなっています。
温かい冬服は重宝しそうです。

今回、生徒さんが、「早く届いた方がいいだろう」と気を利かせて航空便で送ってくださったのですが、送料が1万円以上もかかってしまったそうです。
とても申し訳ない気持ちです。
そこまでして、まだ会ったこともないインドのみなさんのために思ってくださりありがとうございます。
大きな愛に感謝します。

今度みなさんが送られることがありましたら、急いでいませんので、船便など安く負担の少ない方法を使ってくださいね。

ヨガ的に言えば、「よいことをすると、よいことが返ってきます」
プンニャという徳の貯金がたまり、自分が困った時には、その貯金を使えるという宇宙の法があります。
(しかし、よいことをするときは、自分に何か返ってくることが期待しないでできるようになるのが大事です。
最初は、期待してしまい、難しいかもしれませんが・・・)

みなさんの「徳」の貯金に、このプロジェクトが役立ってくれたら幸いです。

物があふれた日本で、ただ物を消費し、捨てるだけでなく、誰かの幸せのために役立てられたら、ほんとに素敵なことですね。

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