シッキム州、キュージン村に、日本の生徒さんから、古着第1号が届きました。昨日、その様子をブログでお知らせしましたが、今日は、そのことについてもう少し書きたいと思います。

生徒さんの、えりさん(現在、ヨガインストラクターとして活躍中。当講座のアドヴァンスコースⅡを受講中です)
から受け取った古着を村人に渡したときのやりとりを、みなさんと共有させてもらいたいと思います。

えりさんも、「こんなところから愛を学べるなんて、意外」とおっしゃっていましたが、私もまさにそんな気持ちです。
私も何気なく始めたプロジェクトでしたが、こんなに嬉しい、素敵なヨガのレッスン、生きたレッスンになるとは思っていませんでした。

えりさんに、承諾をいただいて、そのやりとりをご紹介させていただきます。

(センターより)

昨日の夜、村へ戻り、えりさんからの荷物を無事に受け取りました。

素敵なお洋服をたくさんありがとうございます!

さっそく、村の女性に赤のセーターとピンクのジャケットをプレゼントしました。

色がとてもきれいだと、喜んでいましたよ。だんなさんも嬉しそうでした。

写真をブログに掲載しますね。

Tシャツなど、小さいサイズのものは、小学校へ持っていきたいと思います。

航空便でたくさんお金を使わせてしまって申し訳ありません。

えりさんのブログで紹介していただくときは、船便など安い方法で送っていただくようお知らせくださいね。

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先生へ

こんにちは。お帰りになったんですね。

荷物は無事に届いたとのことで良かったです!ピンクや赤など派手な色ばかりで気に入ってもらえるかな?と思ったのですが喜んでもらえたのですね(^^)

自分が着ていた服が海を越えてインドで大事にされていると思うと、とっても不思議でワクワクします(^^)費用のことは納得しているので気にしていません。家の中も心もスッキリしたので良かったです!

他の方には船便でもOKとお知らせしてみます。

それではブログ掲載を楽しみにしています!

ご連絡ありがとうございました。

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(センターより)

早速お返事ありがとうございます。

今、ブログを書いたところです。

村の人はシャイで、私の目の前で服を受け取るときは大げさな表現はしませんが、去る時は喜びがあふれる笑顔で去って行かれます(^^)

その笑顔を写真に撮れたらよかったのですが・・・

会ったこともないインドの人のために、日本のみなさん、今回はえりさんが、送料1万円以上もかけて、思ってくれた愛も感じてくれたらなあと思います。

村の人からのメッセージです
洋服を送ってくださりありがとうございます。
私の人々(レプチャ族)への、あなたの温かい気持ち、愛をありがとうございます。
私たちのためにサポートしてくださりありがとうございます。

写真の女性より
デザイン、カラーなど、気に入りました。(ピンクの服のことですが、裏表が同じ素材というような服を見たのが初めてだそうです)
あなたの愛を受け取りました。

だそうです。

それではまた。

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先生へ

こちらこそ早速のお返事ありがとうございます。

早速ブログを拝見しました^^「あ!本当に私の洋服を着てくれている~♪」と嬉しいです!

子供服はなかったですが、小柄が功を奏して私のサイズでも小学校に持っていってもらえているとのことで良かったです。

送料の件ですが確かにお金は必要だし稼ぐのはとても大変ですが、無理はしていませんし、今、自分の中で気持ちよくお金を使う(もちろん有効にです)こと、なくなることに不安を抱かない、執着しないということを目標にエゴを無くそうとしているので、いいんです!

海を越えて大切に物を使ってくれて、愛を受け取りましたとまで言っていただけてそれだけで十分です。今、とてもワクワクしていて好きな人に会ったときみたいな気持ちが溢れて胸がいっぱいです。これが愛なんだなと、それくらい大きな対価を頂きました。

私は外国語が話せないですが、洋服を通じて距離を越えて心でコミュニケーションが出来たようで嬉しいです。

出来ましたら、村の方にも「洋服を気に入ってもらえてよかったです。あなた方のおかげで私も愛を学ぶことが出来ました。ありがとうございます」とお伝え下さい。

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(センターより)

えりさんにいただいたメールを村の方に英訳していたら、途中で涙が止まらなくなりました。

古着をこんなに高い送料を出して送ってもらって本当によかったのだろうかと思っていましたが、

えりさんや村の人々との交流の間に立ってみて、

「自分が着ていた古着を遠い国の人が喜んで着てくれる、古着を通して愛のやりとり、愛を学ぶことができたと」いうことを、えりさんが書いてくださり、

とても意味あることだったんだと改めて気づかせてもらいました。

ヨガの学びを、小さなクラスの中だけでなく、日常の行動、生き方に応用できるよう

生徒さん達が、実践のチャンスを持てるという意味でも、このプロジェクトを始めて本当によかったなと思います。

えりさんが、届けてくださった古着のおかげで、私も愛を共有させてもらいました。

ありがとうございます。

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先生へ

村の方へ伝えていただいてありがとうございます。実はそのメールを書いているときに私は嬉しくてワクワクしながらも不思議と涙も出ていました。

これもきっと神のプレゼントなんですね!愛を感じると同時に涙で汚れが出たような気がします。年末のデトックスが出来ました。

送料は私も負担がない方がありがたいですが、でもいくらかかったとしても同じ金額を出して例えば美味しいものを食べたり、何かほしいものを買ったりしたとしても、その時は喜びを感じるでしょうが、このなんともいえない感覚は得られないだろうと改めて思いました。

ブログの写真を見るたびに嬉しくなったり、夫にも見せたら「すごいね~」と一緒に喜んでくれましたよ!

先生が教えてくださったアドヴァイタヴェーダンタを始め、インドの哲学を生きた形で実践できてよかったです。意外でした!なんとなく「そうしたいな」と思ってなにげなく行ったことからまさか愛を学べるなんて…♪

先生のおかげです。ありがとうございました^^やっぱりヨガは生き方だし実践しないと!ですね。

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涙を流しながらメールを書いたという、えりさん。
私も、読みながら、その気持ちが伝わってきたんですね。

誰かの喜びのために何かをしたいという気持ちは、愛であるし、
実践した時の、すがすがしさ、気持ちよさ、喜びは、えりさんのおっしゃるとおり、我欲のために何かを得た時の喜びとは違うものがありますね。

こういう実践を、私自身もたくさんしていきたいですし、受講生や、ブログ読者の方にも実践できる機会を提供できるようにしていけたらなと思います。

チャリティーを始めて、本当によかったです。

あげたひとも、受け取った人も、中間にいる私も、みんなが幸せな気持ちになる。

ヨガ受講生のヨガの実践の機会にもなる。

個人的には、前にも書いたように、チャリティーを始めて、積極的に協力的な人に、より出会うようになってきているということもあります。

チャリティーに関ったみなさんも、より協力的な人々をひきつけるようになっているんではないかな?

みなさんと、この活動を通じて、より密なコミュニケーションができて嬉しいです。

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