今回訪問した学校は、4校。
それぞれ、先生に、レプチャ族の子供のうち、最もサポートが必要な子供を5人選んでもらい、何が必要かを見極めてもらって、支援しました。
1.ガバメント・シニア・セカンダリースクール
日本の公立高校にあたります。以前もブログで紹介しましたが、現地サポーターの方と一緒に、チャリティーの主旨を説明しに行き、その後先生が選んだ5人に対して、制服やスクールバッグ、靴などを支援しました。
他にも、生徒を奨励する目的で、成績が最も優秀だった子供2人に、1位2500ルピー(約5000円)、2位1500ルピー(約3000円)を支援しました。現金を渡すのはどうか、という議論を先生たちとしました。親が取り上げて使ってしまうのではないか、という懸念もありました。
しかし、子供が勉強を頑張れば、お金も入ると言うことが分かれば、親ももっと子供が勉強することに協力的になるだろうという結論にいたり、支給することになりました。(現在、冬休みに入っており、総合的な成績の結果がまだ出ていないそうです。現在、校長先生が奨励金を預かり、時期がきたら渡してくれるそうです)
手前で座っている先生。私と現地サポーターが説明している時にメモをとる先生と、熱心に話を聴く、子供たち。
チェリンも自分の母校の後輩たちに、日本で学んだことから、みんなに伝えたいことを、笑いを引き出しながら話しをしました。
チェリンは子供達の心を掴む話し方がとても上手です。
男性の先生、女性の先生、子供たちと一緒に。私はベージュの服を着て、子供たちの中に埋もれています・・・(^^
2.マンブルー・モネスタリー
仏教のお坊さんを目指す子供たちの学校です。チベット仏教のお坊さんである先生が、住まいも食事も子供たちに提供し、親のように世話をされています。実家に帰るのは1年に1度だけ。とても小さいのに、よく働き、よく学び、頑張っていました。
最初に子供たちに会いに行った時の写真。とてもボロボロの服を着ています。でも表情からは、しっかり明るく強く生きているのが伝わってきます。
子供たちに洋服をプレゼントした時の様子。
新しい服を着てみんなで写真撮影。私の左にいらっしゃるのが先生です。
子供たちの写真を手作りアルバムにしました。レプチャ後、日本語、英語でメッセージを左側に書いています。
お坊さんの4人目の男の子。最初子供たちに会った時にはお留守だったので後日訪問し、新しい服をプレゼントしました。
これから寒くなるので、セーターやジャケット、スェット、ジーンズを支援しました。
写真は、新しい服を着て撮ったもの。

そのほかに、同じ学校の、お坊さんを目指す2人の男の子に、袈裟をプレゼントしました。
残念ながら、これを着てもらっての写真撮影は、子供たちが冬休みで実家に帰ってしまい、できませんでした。
3.マンブルー小学校
この学校は、日本の公立小学校にあたります。
レプチャ族や、ネパール人の子供たちが学んでいます。学校を訪問した日、たまたま、レプチャの子供たちだけが、学校にいました。
ネパール人の子供たちはネパールカレンダーの祝日で休みだったそうです。
こちらの支援内容は、先生が選んだ5人へ、何か物を入れておくための箱がほしいということで、そちらを買いました。
しかし、私が帰国するまでに注文の品が届かず、まだ支給できていません。届いたら、またお知らせします。
そして、古着が欲しいとのことでしたので、みなさんから送っていただいた古着を贈らせていただくことになりました。
冬休みが明けたら、現地サポーターに持っていってもらう予定です。
レプチャの子供たちと一緒に写真撮影。
写真左 手を振ると、手を振り替えしてくれました。とってもかわいいです!ぜひ写真をクリックし表情を見てみてください!(^^)
写真右 現地サポーターと、子供たちと一緒に。
子供たちの笑顔が撮れると、嬉しい~♪

今回のチャリティーでは、合計 18人の子供を支援できました。
集まった寄付20万円のうち、使ったのは、およそ5万6000円です。
福岡での3回の瞑想チャリティーにご参加いただいた方々、
音声による瞑想チャリティーにご参加いただいた方々、
そして、
今回のためにコミュニケーションをセミナーを開催してくださった
NLP講師、オールマイプレジャーの吉村裕司先生、


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4 シッキム州ケチュパリの子供達への支援
たかこさんからインドへ送っていただいた洋服が無事届き、今日、子供たちが来ている服の写真が届きました!
シッキム州の聖なる湖がある、ケチュパリ湖の子供たちです。
私服もない、制服しか持っていない子供達だと、聞いています。

みなさま、本当にありがとうございました。
<今後のチャリティーについて>
現在、古着を日本から送ってもらうプロジェクトを続けていますが、多くの方が申し出てくださいました。
ブログやフェイスブックをご覧になった方が、次々に送りたいと言って下さり、こんなにも興味を持ってくれる人がいたのかと、とても嬉しい驚きです。
「いいことをして、喜ばれると、なんだか嬉しい」
「好きな洋服を買ったり、ご馳走を食べる時に得られる喜びとは、また違った何ともいえない幸せ感を感じる」
などなど、洋服を送った方からのお言葉です。
できるだけ、現地サポーターに、届いた洋服を着てもらった写真や、みなさんへのメッセージを送ってもらう予定ですので、お楽しみに。
(できない場合もあるかもしれませんが、その時はごめんなさい・・・インドは予測がつかないことばかりなので・・・)
<次回、インド訪問では>
昨日もブログに書きましたが、
もっと、子供への教育が必要ということを、実感し、また周りの方にも言われたことですので、
次回は、セルフエンパワーメントのワークショップや、倫理観、環境についての意識を高めるワークショップを参加型で行いたいと思っています。
(ちなみに、わたくしごとですが・・・
大学院の時、途上国の貧困問題について研究し、参加型ワークショップの進め方など学んだりもしましたが、
あの時は、まだ実際に生かす場所がありませんでした。
10年以上たって、学んだことを生かせる日が来るとは・・・
消えてなくなっていたのではなくて、ずっと心の底にあったものだったんだと、なんだか嬉しい気持ちです。)
<<総まとめ>>
最初は、3ヶ月で、集まったお金を全て使って、もっと多くの支援ができるかな~と思っていたのですが、全体の3分の1しか使いませんでした。
やはり、それはインドなので、思った通りには事は進まないというのが1つあります。
先生からの連絡を待ったりしているうちに時間がたったり、冬休みに入ってしまったりなど、ペースとしてはゆっくりだったかなと思います。
しかし、現地サポーターの、「せっかくいただいた日本の人たちの愛をムダにしたくないから、本当に必要な支援先を見極めて動きたい」
という言葉に納得。焦っては、ムダにしてしまう可能性が高くなりますね。
今回は初回だったので、様子を見るという意味でも、このくらいのペースでよかったのかもしれません。
おかげで、次回、どういった支援が必要かも明確になってきました。
それから、もうひとつ。
昔から、チャリティー活動に興味があるものの、ものすごい責任があるものじゃないかとか、大変複雑なことをしなければいけないのかも、というイメージがあったのですが、やってみると、意外と、そうではなかったということ。
な~んだ、こんなに気軽に、気負わずにやれるものなのか、と拍子抜けするくらいでした。
寄付金をいただくイベントも、とても楽しいものでしたし、
現地で、効率的に、本当に支援が必要な子供たちを見つけることもできました。
そして、当センターでヨガを学んでいらっしゃる生徒さんが、チャリティーを通じて、実践的に愛を学べたということも、
とても意味のあることでした。
さらに、受講生の方の多くが、同じように、チャリティーからの恩恵を受けられたらな~、広がっていって欲しいなと思っています。
いいことをしようとする陰には、それをサポートするチカラが働いているのを実感せずにはいられない日々でした。
長くなりましたが、読んでくださり、ありがとうございました!
愛と感謝をこめて