インド・ヒマラヤ・チャリティー 子供達の現状

チャリティーが終わったところですが、子供達がどんな風に学校に通ったり、勉強したりしていたのか、あまり説明していませんでしたね。
 
机と椅子を寄付した学校では・・・
勉強する机と椅子がなくて、床に突っ伏して、勉強していました。
 
スクールバッグを寄付した学校では・・・
バッグを持っておらず、本やノートを直接、手に持つか、
買い物のビニール袋に入れて、持っていくしかなかったそうです。
そのビニール袋も、日本のスーパーのもののように立派なものではなくて、薄っぺら〜い、すぐ破れてしまいそうな質のものです。
子供達は、2〜3キロほど、森の中を歩きながら、学校へ通うのですが、雨の日には、本が濡れないように、服の中に入れて歩いたりしていたそうです。
私も、チェリンの実家にいった時、周辺を歩くので、よくわかりますが、山に囲まれた場所なので、平らな道じゃないんですよね。まさに、山登りをしながら学校へいく感じです。
家族全員で、一つのバッグをシェアすることもあるそうです。
今回、子供達がスクールバッグをもらったので、それが、家にある唯一のバッグである可能性もあるそうで、子供達の学校が休みの日は、親御さんが使うことにもなるだろうとのことです。
 
以前、日本のみなさんから古着を送っていただいた時がありましたね。
子供達は、古着でさえも、勿体ないと言って、大切にしていました。
古着をあげたのに、普段着が、前と変わらないなと思っていたら、
日本の服は、特別な時にだけ着ると言って、普段はいつものボロを着ていました。
ヒマラヤの子供達は、小さい頃から、家の手伝いをしなくてはいけないので、
畑仕事とか、かまどの火の番とか、薪拾いとか、いろいろ、すぐに服が汚れてしまったり、
破けてしまったりするからですね。
 
男の子でも、日本の女性もののピンクの服を着て、写真に写っていたことがありましたが、
それくらい、あるだけでも、十分ありがたいと思うのだそうです。
 
簡単に、大量の洋服や物を捨ててしまう私たちですが、本当に、贅沢な暮らしをしているもんだな〜と、つくづく感じますね。
 
断捨離で、ゴミになるだけでは勿体ないので、足りないところに、うまく循環できたら、本当にいいと思います。
 
でも、日本からの送料が高いのと、
郵送の途中で、盗まれてしまうことがあったり、
ネパールでは、受け取る人も、代金(結構高かったです)を払う必要があったりと、
難しかったので、最近は、受付を中止しています。
 
そんな現状ですので、今回のチャリティーで寄付された、机や椅子やスクールバッグは、本当に、すご〜く、大切にしてくれると思います。
チェリンも、何か長く残るものを寄付したいと言っていましたので、実現できて、良かったと思います。
みなさんの愛と思いやり、本当にありがとうございました!

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