ミニマリスト、捨て活、物余りゴミが増える日本と不足するインド。今私たちができること

2023年4月に、ネパールで貧困支援チャリティをやってきましたが、

帰国してから、ニュースで、

「古着のゴミが山積みになっている」という問題を目にしました。

大量生産、大量消費のファストファッションの売れ残りや、着なくなった古着が、

チリにまで輸出され、化学繊維であるため土にも戻らず、

ゴミが増えて環境問題になっているという話です。

 

youtubeで私もよく見ていますが、

ミニマリストが今、日本で大流行している様子で、

物が余り過ぎて、箪笥やクローゼットもパンパンになり

捨てよう、捨てよう、という流れになっていますね。

 

さて、そんな日本の状況とは真逆で、インドの田舎に行くと、ボロボロの服を何年も着ている子供達、大人たちがたくさんいます。

 

以前、インドとネパールに古着を送ってもらうプロジェクトをしていました。

ヨガの生徒さんたちに呼びかけると、日本から送ってくださり、200着ほどがインドに集まりました。

 

日本では、ちょっとした理由で捨ててしまうような古着でも、

村の人たちは、とても大切にしてくれているんです。

普段は、畑仕事、牛の世話などですぐに汚れたり破れたりしてしまうので、ボロボロの服のまま過ごしていることが多いです。

だから、日本から送ってもらった貴重な服は「大切な日のために大切にしまっておく」んだそうです。

男の子であっても、日本から送ってもらった喜びから、女性もののピンクの服でもありがたいと着ていたこともありました。

 

ある学校では、古着であっても、みんな大興奮で争奪戦にもなっていました。

 

これがインドの村の現状です。

 

この古着プロジェクトは、ゴミを減らしたい日本人にとっても、服が不足しているインド人にとっても喜ばれるものでした。

しかし、問題がありました。

それは、送料が大変かかってしまうということ(5000〜10000円くらい)

そして、ネパールにおいては、受け取りにさらに、五千円くらいかかってしまっていたという事実。

それで、やめてしまったんですよね。

 

物が余り過ぎて、捨て活が流行っている日本と、不足するインド。

 

冒頭のようなニュースを見るたびに、このアンバランスさを、どうにかできないだろうか?

と考えているところです。

 

今、私たちができることは、

・ファストファッションを大量消費、大量廃棄しないこと。

・長く大切に着れる服を選ぶこと。

・安い服でも大量に買わず、少量買って、使い切って捨てること。

・ミニマリストを目指して、むやみやたらと捨てず、リサイクルやチャリティをできるだけ活用すること。

などが考えられます。

大きなことでなくても、こんな小さな日常のことでも、私たち一人ひとりができる社会貢献ですね。

 

ミニマリストを目指したいがために、まだまだ使える良いものを、じゃんじゃん捨てている動画をたまに見たりしますが、

それは何か違う気がします。

 

私も、どんどん捨てるタイプですが、

最近、「買い物はほどほどにして、今ある服を長く着よう、しばらくはもう買わなくてよさそうだ」と思っているところです。

 

今回も、インド、ネパールに行く時に、着なくなった服を夫婦で全て持って、旅の間着て、ネパールで、誰かのために役立ててもらえるように渡してきました。

そして、空いたスペースにお土産を詰めて帰りました。

ただ捨てるよりも、誰かの役に立てられたことがとても嬉しかったです。

 

 

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